― 障害者にも配慮された施設設計 ―
イベント概要
東京ドームシティウィンターイルミネーションは、東京都文京区に位置する東京ドームシティ全体を舞台に、毎年冬季に開催されているイルミネーションイベントである。
遊園地、商業施設、ホテル、レストランなどが集まる複合施設内で実施されているため、買い物や食事とあわせて気軽に冬の雰囲気を楽しめる点が大きな魅力である。
本イベントは、入場無料で楽しめるエリアが多く、仕事帰りや学校帰り、観光の途中など、日常の延長線上で立ち寄れる点が、都心ならではの特徴である。
場所の正式情報
正式名称:東京ドームシティ
住所:東京都文京区後楽1丁目3番61号
アクセス:
JR中央 総武線 水道橋駅より徒歩約5分
東京メトロ丸ノ内線 南北線 後楽園駅より徒歩約5分
都営三田線 水道橋駅より徒歩約5分
都営大江戸線 春日駅より徒歩約8分
営業時間:
イルミネーションの点灯時間は年度により異なるが 主に冬季の夕方から夜にかけて開催される
施設自体はエリアごとに営業時間が異なる
定休日:
なし
※天候や施設点検により一部エリアが利用できない場合あり
Googleマップ:
https://maps.app.goo.gl/jpK2eMZhrpSvTQED6?g_st=ic
取材のきっかけと当日の状況
今回、私は「冬を楽しめる都心のイベント」として、東京ドームシティ・ウィンターイルミネーションを取材対象に選んだ。
事前に取材申請を行ったところ、東京ドームシティ側から正式に撮影および掲載の許可をいただくことができ、実際に現地取材を行った。
本来は、夜間のイルミネーションが最も美しく見える時間帯での取材を予定していたが、取材直前に脚を負傷してしまい、長時間の移動や夜間の取材が難しい状況となった。
そのため、課題提出最終日である1月15日の午後に、無理のない範囲で現地を訪れ、昼間の様子を中心に取材を行うこととなった。
夜のイルミネーションを直接撮影できなかった点は非常に残念であったが、その代わりに、昼間だからこそ確認できた施設の構造や案内表示、バリアフリー面での工夫を丁寧に観察することができた。

実際に取材して分かったこと
実際に東京ドームシティ内を歩いてみて、最も印象的だったのは、施設全体が非常に分かりやすく整備されている点である。
敷地内の各所に設置されている大型案内板には、日本語だけでなく英語表記も併記されており、初めて訪れる人や外国人観光客でも、現在地や目的地を把握しやすい構造になっている。
また、案内板の配置場所も、車いす利用者や子ども連れの目線を意識した高さで設置されており、立ち止まって確認しやすいと感じた。
写真付きの飲食店ガイドやエリアマップも充実しており、視覚的に理解しやすい点は、視力に不安がある人にとっても助けになると考えられる。





障害者など多様な人が行きやすい工夫
東京ドームシティ内は、全体的に段差が少なく、フラットな通路が多い。実際に足を痛めた状態で歩いてみても、急な階段や不安定な足場が少なく、安心して移動することができた。
スロープの設置や通路幅の確保も十分で、車いす利用者やベビーカーを使用している人でも、無理なく移動できる設計になっている。
また、遊園地エリアにおいても、アトラクションごとに利用条件が明確に表示されており、年齢制限、身長制限、利用不可条件などが、アイコンと文章で分かりやすく示されていた。
これは、聴覚に不安がある人でも文字情報だけで判断できる工夫であり、多様な来場者を想定した配慮であると感じた。

安全面とルール表示の分かりやすさ
施設内には、来場者への注意事項をまとめた掲示板も設置されており、禁止行為や注意点が、ピクトグラムと多言語表記で説明されている。
視覚的に理解しやすいため、日本語が得意でない人や子どもでも、内容を直感的に把握できる構成となっている。
警備員や案内スタッフの姿も多く見られ、困ったときにすぐ声をかけられる環境が整っている点も、安心感につながっている。

昼間の取材だからこそ感じた魅力
今回は夜間のイルミネーションを見ることはできなかったが、昼間に取材を行ったことで、施設そのものの使いやすさや安全性を冷静に確認することができた。
イルミネーションは夜に輝くが、それを支える空間設計や案内表示、バリアフリーの工夫は、昼夜を問わず来場者を支えていることを実感した。
東京ドームシティ・ウィンターイルミネーションは、単なる写真映えするイベントではなく、年齢、国籍、身体状況に関わらず、誰もが安心して訪れやすい冬のイベントであると感じた。

まとめ
東京ドームシティ・ウィンターイルミネーションは、都心にありながら、気軽に冬の雰囲気を楽しめるイベントであり、多様な人への配慮が随所に見られる点が大きな魅力である。
今回の取材を通して、「行きやすさ」「使いやすさ」「安心感」という視点からイベントを見ることの大切さを学ぶことができた。
夜のイルミネーションを直接取材できなかった点は心残りではあるが、その分、利用者目線で施設を観察する貴重な経験となった。今後、機会があれば、夜間のイルミネーションも実際に体験し、改めて取材してみたいと感じている。

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