月: 2026年1月

  • 容器文化ミュージアム 企画展「昭和の缶に、恋してる レトロブリキ缶コレクション」

    容器文化ミュージアム 企画展「昭和の缶に、恋してる レトロブリキ缶コレクション」

    基本情報

    施設名:容器文化ミュージアム

    住所:〒141-8627  東京都品川区東五反田2-18-1  大崎フォレストビルディング GoogleMAP

    アクセス:大崎駅より徒歩6分 五反田駅より徒歩8分

    営業時間:平日9:00~17:00

    定休日:土曜、日曜、祝日

    入場料:無料

    公式HP:https://package-museum.jp/

    施設紹介

    容器文化ミュージアムは日常生活で使われている容器包装の歴史や技術について、その誕生から最新の容器包装についての情報を見ることができるミュージアムです。

    壁側の展示では、「人と容器の物語」と題し、年表などを用いて容器の歴史をたどることができます。人々の暮らしとともに形を変えてきた容器の歩みを、時代背景とあわせてわかりやすく学ぶことができます。

    施設中央の展示「容器包装NOW!」は容器包装に込められた技術、工夫を実物の容器を見ながら学ぶことができます。展示が缶やペットボトルの形になっているのが非常にユニークで面白かったです。

    ビルの入り口には、1912年に製造された自動製缶機インバーテッドボディメーカーが展示されています。これが開発される以前は、缶詰会社の職人が半田ごてを使って手作業で缶を作っていたそうです。

    施設内に設置してある自動販売機で販売されているグッズには、ガラス容器やエコバッグから、工作セットに究極の栓抜き「極抜き®」など面白いものもあります。

    イベント紹介

    イベント名:企画展「昭和の缶に、恋してる レトロブリキ缶コレクション」

    開催期間:2025年12月15日(月)~2026年2月20日(金)

    この2025年が昭和100年にあたることを記念して開催され、プラスチック普及前の昭和期にお菓子や日用品などに使われていたレトロなブリキ缶が展示されています。

    展示品にはロールカステラ用巻き取り缶やインスタントコーヒーサーバー、結婚式の引き出物などに用いられたと推察されている紅白角砂糖用の角形缶。ビスケット缶にフルーツドロップ缶、粉末飲料の缶など当時の生活を身近に感じられます。

    紹介理由

    冬に開催されているイベントの多くは、イルミネーションをはじめとした大規模なものが多く、時間も遅くなってしまうので、学校が終わった後にわざわざ出かけるのはハードルが高く感じます。最近の寒さの中で長時間屋外で過ごす場合も考えると、防寒の準備も必要ですし、帰宅時間が遅くなることへの心配も重なって、自然と足が遠のいてしまいがちです。そんな中、容器文化ミュージアムは入場料は無料で、最寄り駅からも近いため、特別な準備をしなくても気軽に立ち寄れる場所となっています。
    実際に訪れたのは昼過ぎの時間帯でしたが、その時間帯ということもあって人通りはそれほど多くなく、会場内は落ち着いた雰囲気でした。展示を自分のペースで眺め、慌ただしさを感じることなくゆったりと展示を楽しむことができることが紹介に至った一番の理由です。

    行きやすい、使いやすい工夫

    • 車いすの方への配慮

    施設は駅から近く、ビル1階に位置しているので車いすを利用している方でも訪れやすいです。また、施設内は段差がない設計になっており、安心して移動することができます。展示物の高さは車いすからでも見える位置に配慮されており、通路の幅も十分に確保されているので、車いすを利用されている方も楽しんで利用することができると思います。

    • 外国人観光客への配慮

    入口にある冊子には多言語のものが置かれているのを確認しました。

    説明書は日本語での表示のみだが、ビデオモニターでの解説には日本語のほかに英語、中国語、タイ語での解説があります。

    • 子供連れへの配慮

    施設にはゲームコーナーなどをはじめ、子供でも楽しめるような展示があります。

    展示スペースはコンパクトで見通しがよく、保護者の目が届きやすい点も安心できるポイントです。

    まとめ、感じたこと

    容器文化ミュージアムは、容器という身近な存在を通して、暮らしの変化や技術の進歩を学ぶことができる施設です。今回の企画展では、昭和のブリキ缶を通じて当時の生活や価値観を身近に感じることができ、世代を問わず楽しめる内容となっていました。

    誰にとっても利用しやすい工夫が随所に見られ、気軽に立ち寄れる文化施設として、心にも余裕が生まれる空間でした。日常の騒がしさや人混みに少し疲れてしまった人にこそ、ぜひ訪れてほしい場所だと感じました。

  • 誰でも楽しめる冬のイベント

    誰でも楽しめる冬のイベント

    ― 東京ミッドタウン「MIDTOWN CHRISTMAS」取材レポート ―

    東京ミッドタウン (港区赤坂)では、2025年11月13日から12月25日 (木)までの期間、『MIDTOWN CHRISTMAS 2025 (ミッドタウン クリスマス)』が開催される。

    【期間】 2025年11月13日(木)~12月25日(木)
    【時間】 17:00~23:00
    【演出】 12月12日(金)までの期間限定でしゃぼん玉(3分に1回)と雪(12分に1回)の演出を実施。
    【場所】 ミッドタウン・ガーデン
    【料金】 無料
    【主催・企画】 東京ミッドタウン

    冬はイルミネーションや季節限定イベントが多く、街が最も華やぐ季節である。一方で、寒さや人混み、移動のしづらさなどから、外出をためらう人も少なくない。特に、身体に障害のある人や高齢者、外国人観光客にとっては、「行きたい気持ちはあっても、行きやすいかどうか」が大きな判断基準となる。

    今回は「誰でも楽しめる冬のイベント」というテーマのもと、東京都港区にある東京ミッドタウンで開催されている冬季イベント「MIDTOWN CHRISTMAS」を実際に訪問し、無障害(バリアフリー)や多様性への配慮という視点から取材を行った。


    アクセスしやすい立地と移動のしやすさ

    東京ミッドタウンは六本木駅から直結しており、地下通路を利用することで、雨や寒さを避けながら施設内に入ることができる。駅から会場まで段差が少なく、エレベーターやエスカレーターも充実しているため、車いす利用者や足腰に不安のある高齢者でも安心して移動できる点が印象的だった。

    また、敷地内の通路は広く確保されており、イベント期間中でも人の流れが一方向に偏らないよう工夫されている。ベビーカー利用者や小さな子ども連れの家族にとっても、無理なく歩ける空間設計になっていると感じた。


    視覚・聴覚に配慮した情報提供

    イベント会場内では、日本語だけでなく英語表記の案内板が多く設置されており、外国人観光客にも分かりやすい構成となっている。文字は大きく、コントラストもはっきりしているため、視力が弱い人でも内容を把握しやすい。

    さらに、会場マップや案内はシンプルなデザインで統一されており、「今どこにいて、どこへ行けばよいのか」が直感的に理解できる点が特徴的であった。音声案内に頼りすぎず、視覚情報を中心に構成されているため、聴覚に障害のある人でも不安を感じにくい環境が整えられている。


    誰でも楽しめるイルミネーション演出

    「MIDTOWN CHRISTMAS」のイルミネーションは、ただ華やかさを競うものではなく、「ゆっくり鑑賞できること」を意識した配置がなされている。高さや位置が工夫されており、立っていても、車いすに座っていても、同じように光を楽しめる点が印象に残った。

    また、強すぎない光量や落ち着いた色合いの演出は、感覚過敏のある人や小さな子どもにとっても刺激が少なく、安心して楽しめる配慮だと感じた。冬のイベントでありながら、誰かを置き去りにしない設計が随所に見られる。


    多様な背景を尊重する空間づくり

    東京ミッドタウン内には、多目的トイレや授乳室、礼拝に配慮した静かな空間も整備されており、国籍や宗教、ライフスタイルの違いにも対応している。飲食店ではベジタリアン向けのメニュー表示も見られ、多様な価値観を尊重する姿勢が感じられた。

    このような配慮は特別なものではなく、「最初から多様な人が利用することを前提に設計されている」という点に大きな意味があると考える。


    取材を通して感じたこと

    今回の取材を通して、「誰でも楽しめるイベント」とは、特別な支援を強調することではなく、自然に選択肢が用意されている状態であると感じた。東京ミッドタウンの冬イベントは、障害の有無や国籍、年齢に関係なく、同じ空間で同じ時間を共有できるよう、細やかな工夫が積み重ねられている。

    冬は外出のハードルが高くなりがちな季節だからこそ、このような配慮のあるイベントの存在は、多くの人にとって「行ってみよう」と思えるきっかけになるのではないだろうか。

  • コムローイ祭り(イーペン祭り)

    私は2025年11月6日(木)、タイ・チェンマイで行われたイーペン祭りに参加しました。

    イーペン祭りと聞くと、夜空いっぱいにランタンが浮かぶ幻想的な写真を思い浮かべる人が多いと思います。

    私自身も、参加する前は「きれいなお祭り」という印象しか持っていませんでした。

    しかし、実際に現地で体験してみると、ただ美しいだけではなく、人の温かさや願いが詰まった特別な時間だと感じました。

    イーペン祭りは、タイの伝統行事である「ロイクラトーン」の時期にあわせて行われます。

    ロイクラトーンとは、川や池に灯籠(クラトーン)を流し、水の神様に感謝を伝えたり、願い事を祈ったりするお祭りです。

    日々の生活の中で溜まった不運や悲しい出来事を水に流し、心を新しくするという意味があるそうです。

    ロイクラトーンはタイ陰暦12月の満月の夜に開催されるため、毎年日程は異なりますが、多くの場合11月中旬ごろに行われます。 その中でもチェンマイでは、空にランタンを飛ばすイーペン祭りが有名で、世界中から多くの人が訪れます。

    私が参加したイーペン祭りは、チェンマイ郊外にあるゴルフリゾートで開催されました。周囲に高い建物がなく、視界が大きく開けている場所だったため、空を見上げたときの開放感がとても印象的でした。市内で行われるものに比べて混雑が少なく、人の流れに押されることもなく、落ち着いて過ごせたのも良かった点です。

    会場に到着すると、まずチケットを渡して中に入ります。入口から会場へ続く道には、たくさんのタイの提灯が飾られていて、それだけで気持ちが高まりました。

    まだ明るいうちでも十分きれいでしたが、日が沈むにつれて提灯が一つ一つ光り始め、あたり一面が柔らかい光に包まれていきました。その景色を見たとき、「ああ、本当にイーペン祭りに来たんだ」と実感しました。

    開催時刻までの間は自由時間で、会場内には屋台のようなフードブースがたくさん並んでいました。

    これらの料理はチケットに含まれていて、好きなものを自由に選んで食べることができます。定番のタイ料理だけでなく、ローカル料理や北タイ料理、イーサン料理などもあり、どれを選ぶか迷ってしまうほどでした。食事をしながら、周りの人と自然に会話が生まれるのも、このお祭りならではの雰囲気だと感じました。

    ランタンが上がるまでの時間は、本当に思い思いの過ごし方ができます。ご飯を食べてゆっくりする人もいれば、音楽に合わせてダンスに参加する人、初めてのムエタイ体験に挑戦する人もいました。

    知らない人同士でも、同じ場所で同じ時間を過ごしているうちに、不思議と一体感が生まれていきます。開催時刻が近づくと、前方のステージで伝統舞踊のパフォーマンスが始まり、日本ではなかなか見ることのできない踊りを間近で見ることができ、とても印象に残りました。

    そして、いよいよランタンを上げる時間になります。近くのお寺では、タイの提灯に自分の願い事を書いて飾ることができ、観光イベントでありながらも、心を落ち着かせる時間が用意されていました。ランタンに火をつけるときは、近くにあるろうそくでスタッフの方が手伝ってくれます。

    ランタンは想像していたよりもずっと大きく、正直なところ最初は少し怖かったです。一人で持つのが難しく、私は一緒に参加していたツアーの人に助けてもらいました。

    そのとき、自然に「大丈夫だよ」「一緒にやろう」と声をかけてもらい、知らない人同士でも助け合える温かさを感じました。司会者のカウントダウンが始まり、会場中の人たちが声をそろえて数を数えます。

    ランタンの端を持ったまま数秒待つ時間は、とてもワクワクすると同時に、火の熱を強く感じて緊張しました。

    そしてカウントが「1」になり、手を離した瞬間、無数のランタンが一斉に夜空へと舞い上がりました。その光景は言葉では表せないほど美しく、思わず涙が出そうになりました。夜空がランタンの光で埋め尽くされる様子は、まるでディズニー映画『塔の上のラプンツェル』の世界に入り込んだようで、「この景色を一生忘れたくない」と心から思いました。

    最後に、イーペン祭りに参加する際に気をつけた方がよい点について述べます。

    まず、ホテルや航空券はできるだけ早めに予約することが大切です。イーペン祭りは非常に人気が高く、毎年多くの観光客が集まるため、宿泊施設はすぐに埋まってしまいます。

    航空券も、この時期は通常よりかなり高くなることが多いです。不安な人は、航空券やホテル、チケットがすべて含まれたツアーを利用すると安心だと思います。

    また、ランタンに火をつける際は、洋服の裾や袖に注意する必要があります。

    会場では日本語・タイ語・英語が通じるため、外国語が苦手な人でも比較的安心して参加できますが、チケット購入時はタイバーツを円に換算した決済になるため、為替レートにも注意が必要です。

    イーペン祭りは、美しい景色だけでなく、人とのつながりや願いの大切さを感じさせてくれるお祭りでした。観光としてだけでなく、心に残る体験として、ぜひ一度は参加してほしいと思います

  • 実際に訪れて分かった、東京ドームシティの使いやすさ

    ― 障害者にも配慮された施設設計 ―

    イベント概要

    東京ドームシティウィンターイルミネーションは、東京都文京区に位置する東京ドームシティ全体を舞台に、毎年冬季に開催されているイルミネーションイベントである。

    遊園地、商業施設、ホテル、レストランなどが集まる複合施設内で実施されているため、買い物や食事とあわせて気軽に冬の雰囲気を楽しめる点が大きな魅力である。

    本イベントは、入場無料で楽しめるエリアが多く、仕事帰りや学校帰り、観光の途中など、日常の延長線上で立ち寄れる点が、都心ならではの特徴である。

    場所の正式情報

    正式名称:東京ドームシティ

    住所:東京都文京区後楽1丁目3番61号

    アクセス:

    JR中央 総武線 水道橋駅より徒歩約5分

    東京メトロ丸ノ内線 南北線 後楽園駅より徒歩約5分

    都営三田線 水道橋駅より徒歩約5分

    都営大江戸線 春日駅より徒歩約8分

    営業時間:

    イルミネーションの点灯時間は年度により異なるが 主に冬季の夕方から夜にかけて開催される

    施設自体はエリアごとに営業時間が異なる

    定休日:

    なし

    ※天候や施設点検により一部エリアが利用できない場合あり

    Googleマップ:

    https://maps.app.goo.gl/jpK2eMZhrpSvTQED6?g_st=ic

    取材のきっかけと当日の状況

    今回、私は「冬を楽しめる都心のイベント」として、東京ドームシティ・ウィンターイルミネーションを取材対象に選んだ。

    事前に取材申請を行ったところ、東京ドームシティ側から正式に撮影および掲載の許可をいただくことができ、実際に現地取材を行った。

    本来は、夜間のイルミネーションが最も美しく見える時間帯での取材を予定していたが、取材直前に脚を負傷してしまい、長時間の移動や夜間の取材が難しい状況となった。

    そのため、課題提出最終日である1月15日の午後に、無理のない範囲で現地を訪れ、昼間の様子を中心に取材を行うこととなった。

    夜のイルミネーションを直接撮影できなかった点は非常に残念であったが、その代わりに、昼間だからこそ確認できた施設の構造や案内表示、バリアフリー面での工夫を丁寧に観察することができた。

    実際に取材して分かったこと

    実際に東京ドームシティ内を歩いてみて、最も印象的だったのは、施設全体が非常に分かりやすく整備されている点である。

    敷地内の各所に設置されている大型案内板には、日本語だけでなく英語表記も併記されており、初めて訪れる人や外国人観光客でも、現在地や目的地を把握しやすい構造になっている。

    また、案内板の配置場所も、車いす利用者や子ども連れの目線を意識した高さで設置されており、立ち止まって確認しやすいと感じた。

    写真付きの飲食店ガイドやエリアマップも充実しており、視覚的に理解しやすい点は、視力に不安がある人にとっても助けになると考えられる。

    障害者など多様な人が行きやすい工夫

    東京ドームシティ内は、全体的に段差が少なく、フラットな通路が多い。実際に足を痛めた状態で歩いてみても、急な階段や不安定な足場が少なく、安心して移動することができた。

    スロープの設置や通路幅の確保も十分で、車いす利用者やベビーカーを使用している人でも、無理なく移動できる設計になっている。

    また、遊園地エリアにおいても、アトラクションごとに利用条件が明確に表示されており、年齢制限、身長制限、利用不可条件などが、アイコンと文章で分かりやすく示されていた。

    これは、聴覚に不安がある人でも文字情報だけで判断できる工夫であり、多様な来場者を想定した配慮であると感じた。

    安全面とルール表示の分かりやすさ

    施設内には、来場者への注意事項をまとめた掲示板も設置されており、禁止行為や注意点が、ピクトグラムと多言語表記で説明されている。

    視覚的に理解しやすいため、日本語が得意でない人や子どもでも、内容を直感的に把握できる構成となっている。

    警備員や案内スタッフの姿も多く見られ、困ったときにすぐ声をかけられる環境が整っている点も、安心感につながっている。

    昼間の取材だからこそ感じた魅力

    今回は夜間のイルミネーションを見ることはできなかったが、昼間に取材を行ったことで、施設そのものの使いやすさや安全性を冷静に確認することができた。

    イルミネーションは夜に輝くが、それを支える空間設計や案内表示、バリアフリーの工夫は、昼夜を問わず来場者を支えていることを実感した。

    東京ドームシティ・ウィンターイルミネーションは、単なる写真映えするイベントではなく、年齢、国籍、身体状況に関わらず、誰もが安心して訪れやすい冬のイベントであると感じた。

    まとめ

    東京ドームシティ・ウィンターイルミネーションは、都心にありながら、気軽に冬の雰囲気を楽しめるイベントであり、多様な人への配慮が随所に見られる点が大きな魅力である。

    今回の取材を通して、「行きやすさ」「使いやすさ」「安心感」という視点からイベントを見ることの大切さを学ぶことができた。

    夜のイルミネーションを直接取材できなかった点は心残りではあるが、その分、利用者目線で施設を観察する貴重な経験となった。今後、機会があれば、夜間のイルミネーションも実際に体験し、改めて取材してみたいと感じている。

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  • 令和7年 冬の義士祭 ― 泉岳寺で受け継がれる歴史行事を取材して

    はじめに

    本記事では、令和7年に開催された「冬の義士祭」を取材し、その様子や会場の雰囲気、さらに障害のある人や高齢者など、多様な人が行きやすく、使いやすいと感じた点について紹介する。冬の義士祭は、日本の歴史と深く結びついた行事であり、実際に現地を訪れることで初めて分かる魅力が多く存在していた。

    冬の義士祭とは

    冬の義士祭は、赤穂義士ゆかりの地である泉岳寺にて行われる歴史行事である。赤穂浪士の忠義の精神を今に伝える行事として、毎年多くの参拝者や観光客が訪れる。行列や法要などを通して、歴史を学ぶだけでなく、日本文化に触れる機会にもなっている。

    取材の目的

    今回の取材の目的は、冬の義士祭の様子を記事として伝えることに加え、「障害者など多様な人が行きやすい・使いやすい工夫があるか」という視点で会場を観察することであった。実際に現地を歩き、自分の目で見ることで、公式サイトや資料だけでは分からない点を見つけることを目指した。

    取材当日の様子

    取材当日は、多くの人が泉岳寺を訪れており、境内は落ち着いた雰囲気に包まれていた。参拝客の年齢層は幅広く、高齢者や家族連れの姿も多く見られた。写真は1枚のみの撮影であったが、その分、周囲の様子をよく観察しながら取材を行うことができた。

    会場で感じたアクセシビリティの工夫

    取材を通して、会場内や周辺には多様な人が参加しやすいと感じる点がいくつかあった。まず、境内の通路は比較的平坦な場所が多く、段差も少ない印象を受けた。そのため、足腰に不安のある人や高齢者でも、無理なく移動しやすいと感じた。

    また、通路の幅が広く確保されており、人の流れも整理されていたため、混雑していても立ち止まって見学しやすい環境であった。これは、長時間立ち続けることが難しい人にとっても安心できる点だと考えられる。

    視覚・聴覚への配慮について

    会場内には案内表示が設置されており、初めて訪れる人でも全体の流れを把握しやすいと感じた。文字情報が中心ではあるが、要所に案内があることで、視力に不安がある人でも同行者と確認しながら移動しやすい環境だと感じた。

    また、行事全体は静かで落ち着いた雰囲気で進行しており、大きな音に敏感な人にとっても参加しやすい印象を受けた。こうした環境面での配慮は、多様な人が安心して参加できる要素の一つだと考えられる。

    取材を通して分かったこと

    今回の取材を通して、冬の義士祭は単なる観光イベントではなく、幅広い人々が参加できるような雰囲気づくりがされている行事だと感じた。公式情報ではアクセシビリティについて詳しく書かれていない部分もあるが、実際に現地を訪れることで、多様な人が参加している様子や、無理なく見学できる環境を確認することができた。

    課題と今後の改善点

    一方で、混雑する時間帯には移動しづらい場面も見られたため、さらに分かりやすい誘導表示や、休憩できるスペースが増えると、より多くの人にとって利用しやすい行事になると感じた。こうした点は、今後の課題として注目したい。

    おわりに

    冬の義士祭を取材して、実際に現地で体験することの重要性を改めて感じた。歴史的価値だけでなく、多様な人が参加しやすい環境づくりという視点で見ることで、行事の新たな魅力を発見することができた。本記事が、冬の義士祭に興味を持つきっかけになれば幸いである。


    基本情報(訪問前に知っておきたい情報)

    • 正式名称:曹洞宗 萬松山 泉岳寺
    • 住所:東京都港区高輪2丁目11-1
    • アクセス
      • 都営浅草線「泉岳寺駅」A2出口より徒歩約3分
      • JR「高輪ゲートウェイ駅」より徒歩約10分
    • 営業時間:境内参拝時間 9:00〜16:00(行事開催日は変更の場合あり)
    • 定休日:年中無休
    • Google Maphttps://maps.app.goo.gl/RxJcCpFGd4BcDx4u6

    ※営業時間や行事内容は変更される場合があるため、訪問前に公式サイトでの確認をおすすめする。


    取材者として意識したポイント

    今回の取材では、行事の内容だけでなく、「誰にとっても参加しやすいか」という視点を特に意識した。障害のある人や高齢者、小さな子ども連れの家族など、さまざまな立場の人が安心して参加できる環境が整っているかを、実際に歩きながら確認した。

    また、公式情報だけに頼らず、自分の目で見て感じたことを大切にし、断定的な表現を避けながら、取材者として正確に伝えることを心がけた。


    今回の記事では、掲載できる写真は1枚のみであった。そのため、写真に写っていない部分については、文章で補足し、読者が現地の様子を想像しやすいよう工夫した。

    写真は行事の雰囲気を伝える重要な要素であるが、それだけに頼らず、音や空気感、人の流れといった点を言葉で説明することで、取材記事としての価値を高めることを意識した。


    まとめ

    冬の義士祭は、日本の歴史を今に伝える貴重な行事であると同時に、多様な人が集い、それぞれの立場で楽しむことができる行事であると感じた。実際に取材を行い、会場を歩くことで、行事の持つ雰囲気や工夫に気づくことができた。

    今後さらにアクセシビリティの情報が充実すれば、より多くの人が安心して参加できる行事になると考えられる。本記事が、冬の義士祭や泉岳寺を訪れる際の参考になれば幸いである。

  • タイトル:昭和記念公園 黄葉・紅葉まつり|誰でも楽しめる秋の自然イベント

    イベント・施設情報

    場所の正式名:国営昭和記念公園
    住所:東京都立川市緑町3173
    アクセス:JR立川駅から徒歩約10分
    営業時間:9:30〜17:00(季節により異なる)
    定休日:年末年始
    Googleマップ
    https://maps.google.com/?q=国営昭和記念公園

    昭和記念公園で毎年秋に開催される「黄葉・紅葉まつり」は、いちょうの黄葉やもみじの紅葉を楽しめるイベントである。都心からアクセスしやすく、広大な敷地の中で秋の自然を感じることができるため、多くの人が訪れている。

    このイベントを取材しようと思った理由は、昭和記念公園が多様な人にとって利用しやすい公園として知られているからである。紅葉イベントは山道や階段が多い場所もあるが、昭和記念公園は平坦で広い道が多く、誰でも安心して楽しめると考え、実際に現地を訪れて確かめることにした。

    取材当日、公園に入るとまずその広さに驚きました。入口から続く道は見通しがよく、自然に囲まれた開放的な雰囲気でした。特にいちょう並木は圧巻で、道の両側に並ぶ木々が一面黄色に染まり、とても美しい景色が広がっていました。

    写真で見る紅葉よりも、実際に目で見ると色の鮮やかさや木々の大きさを強く感じました。また、公園内には多くの人が訪れており、このイベントの人気の高さが分かりましたが、道が広いため混雑していても歩きにくさはあまり感じませんでした。

    取材を通して、昭和記念公園は自然が多いだけでなく、長時間滞在しても疲れにくい工夫がされていることが分かりました。園内にはベンチや休憩スペースが多く、歩き疲れたときにすぐ休むことができます。そのため、高齢者や体力に自信がない人でも安心して紅葉を楽しめると感じました。


    昭和記念公園は、障害のある人や高齢者など、多様な人が利用しやすい環境が整っています。

    園内の道は幅が広く、舗装されているため、車いすやベビーカーでもスムーズに移動できます。段差が少なく、必要な場所にはスロープが設置されており、足が不自由な人でも安心して園内を回ることができます。

    また、案内板には日本語だけでなく英語表記もあり、外国人観光客にも分かりやすい工夫がされています。地図も見やすく表示されているため、視覚的にも理解しやすいと感じました。このような配慮により、さまざまな人が安心して楽しめる公園だと思いました

    昭和記念公園の黄葉・紅葉まつりは、美しい自然を楽しめるだけでなく、多様な人にやさしい工夫がされたイベントです。歩くことに不安がある人や、家族みんなで安心して出かけたい人にもおすすめできる場所だと感じました。

  • 多様な人にやさしい都心の公園——代々木公園の魅力と使いやすさ

    多様な人にやさしい都心の公園——代々木公園の魅力と使いやすさ

    東京都渋谷区に位置する代々木公園は、都心にありながら広大な自然空間を有する、東京都を代表する都市公園である。正式名称は「東京都立代々木公園」で、国内外から多くの人が訪れる観光地であると同時に、地域住民の日常生活にも深く根付いた公共施設となっている。

    代々木公園の住所は、東京都渋谷区代々木神園町2-1である。アクセスも非常に良く、JR山手線「原宿駅」から徒歩約5分、東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前〈原宿〉駅」からも徒歩約5分で到着する。駅から公園までの道は平坦で、初めて訪れる人でも迷いにくい点が特徴である。

    営業時間は原則24時間開放されており、早朝から深夜まで自由に入園できる。定休日はなく、年中無休で利用できる点も大きな魅力の一つである。ただし、園内の一部施設や駐車場は時間制限があるため、利用時には事前の確認が必要である。

    Googleマップ:https://www.tokyo-park.or.jp/park/yoyogi/index.html

    園内は非常に広く、芝生が広がるエリア、木々に囲まれた散策路、イベントが開催される広場など、用途ごとに空間が分かれている。天気の良い日には、ピクニックを楽しむ家族連れや、ランニングをする人、楽器の練習をする若者など、さまざまな人々の姿を見ることができる。週末にはフリーマーケットや国際イベントが開催されることも多く、外国人観光客の利用も目立つ。

    今回の取材では、「障害のある人を含め、多様な人が使いやすいか」という視点から代々木公園を観察した。まず注目したのは園内の通路である。主要な通路は舗装されており、段差が少なく、車椅子利用者や足腰に不安のある高齢者でも比較的安心して移動できる構造になっている。通路の幅も十分に確保されており、人通りの多い時間帯でも安全に利用できる。

    また、公園内には多目的トイレが設置されており、車椅子利用者や介助が必要な人にも配慮されている。トイレの位置は園内マップで確認でき、初めて訪れる人でも分かりやすい。視覚障害者向けの点字案内は多くはないものの、園内の構造が比較的単純なため、付き添いがいれば安心して利用できると感じた。

    聴覚に障害のある人にとっても、代々木公園は利用しやすい場所である。音声案内に頼らずとも、自然を感じながら過ごすことができ、視界が開けている場所が多いため、周囲の状況を視覚的に把握しやすい。静かな環境でリラックスできる点も、公園ならではの利点である。

    実際に平日の午後に取材を行った際には、車椅子で散歩をしている人や、ベビーカーを押す家族連れの姿が見られた。特別な設備が強調されているわけではないが、「誰でも自然に利用できる」設計がされている点が、代々木公園の大きな特徴だと感じた。

    代々木公園をおすすめする理由は、立地の良さだけでなく、年齢や国籍、障害の有無に関わらず、多様な人が同じ空間を共有できる点にある。入園無料で24時間利用できるため、経済的な負担も少なく、思い立ったときに気軽に訪れることができる。都心でありながら自然を身近に感じられる環境は、心身のリフレッシュにもつながる。

    一方で、今後の課題として、園内案内表示の多言語化や、視覚障害者向けの誘導表示の充実が挙げられる。これらが改善されれば、さらに多くの人にとって使いやすい公園になるだろう。

    総合的に見ると、代々木公園は誰にとっても開かれた公共空間であり、東京という都市の多様性と包容力を象徴する存在である。今後も、多くの人に利用され続ける価値のある場所だと言える。

  • なぜ今「デジタルアイデンティティ」が重要なのか

    あなたがネットショッピングで買い物をする時、銀行口座を開設する時、SNSにログインする時 -その画面の向こう側で、本当にあなた自身が操作しているのか、誰かがあなたになりすましているのではないか。こうした「本人確認」が、今、デジタル社会の根幹を支える重要なテーマとなっています。

    デジタル庁の資料によると、マイナンバーカードの普及やオンラインサービスの拡大に伴い、デジタル上での本人確認を扱う機会が急速に増えています。同時に、偽造書類やAIを悪用したディープフェイクによるなりすまし犯罪といった新しい脅威も登場しており、安全性と利便性を両立させる技術への期待が高まっています。

    本記事では、この「デジタルアイデンティティ」という言葉の意味から、実際にどう使われているのか、そして私たちの生活にどんな影響を与えているのかを、専門知識がない方にもわかりやすく解説していきます。

    デジタルアイデンティティとは何か

    デジタルアイデンティティの定義

    デジタルアイデンティティとは、簡単に言えば「デジタル世界におけるあなたの身分証明書」のようなものです。もう少し専門的に言うと、氏名、年齢、性別、住所、メールアドレス、顔写真、指紋など、あなたに関する属性情報が電子化され、現実社会における「実体としての人」をデジタル社会における「データとしての人」として存在させるものです。

    たとえば、現実世界では運転免許証やパスポート、学生証を見せることで「私は〇〇です」と証明できます。しかしインターネット上では、画面越しに相手の顔を直接確認することはできません。そこで、メールアドレスやパスワード、顔認証、指紋認証などの「デジタルな情報」を使って、本人であることを証明する仕組みが必要になります。これがデジタルアイデンティティの役割なのです。

    なぜデジタルアイデンティティが注目されているのか

    2024年12月には健康保険証がマイナンバーカードと一本化され、マイナンバーカードの保有率は2024年10月末で75%を超えています。このように、日本でもデジタル化が急速に進んでおり、オンラインで本人確認をする場面が増え続けています。

    しかし同時に、2024年には日本信用情報機構が偽造された本人確認書類を用いたなりすましに対して信用情報を誤って開示してしまう事件も発生しており、セキュリティ上の課題も浮き彫りになっています。オンラインでの「本人確認」は、私たちの安全と利便性を守るための重要な社会インフラとなっているのです。

    デジタルアイデンティティを支える3つの柱

    デジタル社会で「本人であること」を証明するプロセスは、大きく3つのステップに分かれています。

    1. 身元確認(Identity Proofing)

    身元確認とは、「あなたが本当に存在する人物であるか」を確認するプロセスです。デジタルアイデンティティが実際の人やモノと一致するか否かを判定するための最初のプロセスであり、フィッシング詐欺や金融犯罪に対抗するために特に重要です。

    具体的には、運転免許証やマイナンバーカードなどの公的書類を提示して、そこに記載されている氏名、住所、生年月日などの情報が正しいかを確認します。オンラインでは、これらの書類をスマートフォンのカメラで撮影してアップロードする方法が一般的です。

    2. 当人認証(Authentication)

    当人認証は、「いま操作しているのが本当にあなた本人か」を確認するプロセスです。銀行口座を一度開設した後、次回ログインする際に「前回登録した人と同一人物か」を確かめるのが当人認証の役割です。

    代表的な方法には以下のようなものがあります:

    • 知識情報: パスワード、暗証番号(あなただけが知っている情報)
    • 所持情報: スマートフォン、ICカード(あなただけが持っているもの)
    • 生体情報: 指紋、顔、虹彩(あなただけの身体的特徴)

    セキュリティの観点からは、これらのうち2つ以上を組み合わせた「多要素認証」が推奨されています。たとえば、「パスワード(知識)」+「スマホに送られる認証コード(所持)」という組み合わせは、より安全性が高い認証方法です。

    3. 認可(Authorization)

    認可は、「あなたに何をする権限があるか」を決めるプロセスです。たとえば、会社のシステムでは一般社員は通常の業務データにアクセスできますが、給与情報にはアクセスできません。管理職だけが特定のデータを見られる、といった「権限の管理」が認可にあたります。

    この3つのステップを組み合わせることで、デジタル社会における安全で信頼できる本人確認の仕組みが成り立っています。

    eKYC:オンライン本人確認の最前線

    eKYCとは何か

    eKYC(electronic Know Your Customer) は、「オンラインで完結する本人確認」のことです。従来の窓口での確認や書類郵送が主流だった本人確認を、スマートフォンのカメラで顔と身分証を撮影してアップロードするだけで完了できる仕組みです。

    「KYC(Know Your Customer)」とは、もともと銀行などの金融機関が「顧客を知る」ために行ってきた本人確認手続きのこと。それをオンライン化したものが「eKYC」というわけです。

    eKYCが普及した背景

    eKYCが広まった背景には、法律の変化があります。2020年4月の犯罪収益移転防止法の改正により、郵送による手続きで必要な本人確認書類が従来の1点から2点に変更されました。一方、eKYCであれば本人確認書類は従来通り1点で良いとされており、オフラインでの本人確認のハードルが高まったことで、eKYCを用いたオンライン本人確認の導入が進んだのです。

    さらに、新型コロナウイルスの影響で非対面サービスの需要が急増したことも、eKYCの普及を後押ししました。

    eKYCの主な方法

    犯罪収益移転防止法施行規則に追加された「オンラインで完結する自然人の本人特定事項の確認方法」には、主に以下の5つのパターンがあります:

    1. 写真付き本人確認書類の画像 + 本人の容貌の画像送信
      • 運転免許証などの身分証とあなたの顔を撮影して送信
      • 最も一般的な方法
    2. 本人確認書類のICチップ情報 + 本人の容貌の画像送信
      • マイナンバーカードなどのICチップを読み取り、顔写真も送信
      • より精度の高い本人確認が可能
    3. 本人確認書類の画像またはICチップ情報 + 銀行等への照会
      • 身分証情報と銀行口座情報を照合
    4. 本人確認書類の画像またはICチップ情報 + 転送不要郵便の送付
      • 身分証を送信後、登録住所に郵便物を送って確認
    5. 公的個人認証サービス(マイナンバーカードの電子証明書)
      • マイナンバーカードの電子証明書を使った最も信頼性の高い方法

    eKYCのメリットとデメリット

    メリット

    • 時間短縮:数週間かかっていた手続きが最短即日で完了
    • コスト削減::書類の郵送費用や人件費を削減
    • ユーザーの利便性向上:いつでもどこでも申し込みが可能
    • 不正防止:なりすましアカウントによる不正利用を防止

    デメリット

    • デジタルデバイドの問題:スマートフォンの操作に不慣れな高齢者などには負担
    • 写真付き身分証が必要:顔写真付きの本人確認書類を持っていない人は利用できない
    • 撮影の難しさ:照明やピント調整がうまくいかず、認識エラーが発生することも
    • セキュリティリスク:AI技術の発展により、偽造や不正アクセスの手口も高度化

    デジタルアイデンティティの活用事例

    金融サービスでの活用

    eKYCを利用したことがある場面として、「銀行・証券口座」が最も多く、「クレジットカードや電子マネーの登録」、「QRコード決済の登録」と続いています。

    たとえば、スマートフォン決済サービスのPayPayでは、電話番号やQRコードを用いた簡単な認証プロセスにより、安全かつ迅速な決済を実現しています。また、銀行のオンラインバンキングサービスでは、口座情報を基にしたデジタルアイデンティティを使用し、金融取引を安全に行うための認証システムを提供しています。

    行政サービスでの活用

    デジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ」は、マイナンバーカードを使った本人確認・認証や電子申請書類への署名機能を提供しており、行政手続きのデジタル化を推進しています。

    マイナンバーカードには電子証明書が格納されており、これを使うことで役所に行かなくても各種証明書の取得や行政手続きの申請がオンラインで完結できるようになっています。

    その他のサービス

    法的に本人確認が義務付けられているわけではないものの、顧客の安心・安全への配慮に基づき、自主的に本人確認が行われるケースもあります。代表例としては、プラットフォーム上でのユーザー間取引、SNSの会員登録、チケット購入における不正転売防止などが挙げられます。

    フリマアプリやチケット販売サイトなどでは、トラブル防止のためにeKYCによる本人確認を導入するケースが増えています。


    eKYCの主な方式の比較

    直面する課題と今後の展望

    セキュリティとプライバシーの両立

    2024年4月には、日本信用情報機構がAIを用いたディープフェイク技術で偽造された本人確認書類を見抜けず、16件の誤った情報開示を行う事件が発生しました。AI技術の発展により、本人確認書類の偽造やなりすましの手口も高度化しており、これに対抗する新しい技術開発が急務となっています。

    一方で、本人確認を厳格にしすぎると、利用者の利便性が損なわれたり、過剰な個人情報の収集につながるリスクもあります。デジタル庁のガイドラインでは、事業目的の遂行、公平性、プライバシー、ユーザビリティ及びアクセシビリティといった基本的な考え方を示しており、バランスの取れた本人確認の仕組みづくりが求められています。

    デジタルデバイドへの対応

    スマートフォンやパソコンの操作に不慣れな高齢者や、写真付きの身分証明書を持っていない人々にとって、eKYCのハードルは依然として高いままです。すべての人が安全かつ平等にデジタルサービスを利用できるよう、多様な本人確認手段の提供や、サポート体制の充実が必要です。

    新しい技術への期待

    現在、世界中で「デジタルアイデンティティウォレット」という新しい概念が注目されています。これは、ユーザーが自身のアイデンティティ情報をウォレット(デジタル財布)に保持し、必要なサービスへ自分で選択して提供できる仕組みです。

    従来は、GoogleアカウントやFacebookアカウントなど、特定の企業が提供するIDに依存していましたが、デジタルアイデンティティウォレットを使えば、ユーザー自身が自分の情報をコントロールできるようになります。必要最小限の情報だけを選んで提供できるため、プライバシー保護の観点からも期待されている技術です。

    私たちにできること:デジタルアイデンティティとの付き合い方

    強固なパスワード管理

    複数のサービスで同じパスワードを使い回すことは非常に危険です。パスワード管理アプリなどを活用して、サービスごとに異なる強固なパスワードを設定しましょう。

    多要素認証の有効化

    可能な限り、パスワードだけでなく、スマートフォンのSMS認証や生体認証など、複数の要素を組み合わせた認証方法を設定することをお勧めします。

    個人情報の適切な管理

    本人確認のために提供した個人情報がどのように使われ、どのように保管されるのかを確認する習慣をつけましょう。不要なサービスのアカウントは削除し、情報の拡散を最小限に抑えることも重要です。

    不審なメールやサイトへの警戒

    フィッシング詐欺は年々巧妙化しています。金融機関や行政機関を装ったメールに記載されたリンクを安易にクリックせず、公式サイトから直接アクセスする習慣をつけましょう。

    おわりに:デジタル社会の基盤としてのデジタルアイデンティティ

    デジタルアイデンティティは、単なる技術的な仕組みではありません。それは、私たちがオンラインで安全に活動し、信頼できる取引を行い、便利なサービスを享受するための社会インフラです。

    銀行口座の開設、行政手続き、ショッピング、SNSでのコミュニケーション -私たちの日常生活のあらゆる場面で、デジタルアイデンティティが活躍しています。社会におけるやりとりが非対面中心に変化していく中で、顔を直接確認できない従業員や顧客を「本人」だと確認し、必要なものを提供するために、デジタルアイデンティティの重要性が高まっています。

    同時に、偽造やなりすましといった脅威も進化しており、技術開発と法整備の両面での対応が求められています。私たち一人ひとりが、デジタルアイデンティティの重要性を理解し、適切に管理することが、より安全で便利なデジタル社会の実現につながるのです。


    参考文献

    1. デジタル庁(2025)「デジタル社会推進標準ガイドラインDS-511 行政手続等での本人確認におけるデジタルアイデンティティの取扱いに関するガイドライン(案)」 https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/058ea13e-58e4-4e77-b18f-24833a65c7b1/3c596c7a/20250304_meeting_identification-guideline-revision_outline_02.pdf
    2. 野村総合研究所(2024)「デジタルアイデンティティ入門|DXに不可欠な重要概念を解説」 https://uni-id.nri.co.jp/blog/digital-identity
    3. TrustDock(2025)「eKYCとは?オンライン本人確認のメリットやよくある誤解、選定ポイント、事例、最新トレンド等を徹底解説!」 https://biz.trustdock.io/column/ekyc
    4. InFront Security(2024)「本人確認書類の偽造は簡単な時代に?eKYCの問題点と対策について」 https://infrontsecurity.net/blogs/column/ekyc
  • ポケモンセンターメガトウキョー 「Shining Holidays」

    ポケモンセンターメガトウキョー 「Shining Holidays」

    (サンシャインシティ)

    1.場所の正式名 / 住所 / アクセス / 営業時間 / 定休日 / Google Map

    • 正式名:ポケモンセンターメガトウキョー

       (サンシャインシティ 専門店街アルパ 2F)

    • 住所:東京都豊島区東池袋3丁目1-2

        サンシャインシティ 専門店街アルパ 2階

    • アクセス:

        ・JR「池袋駅」から徒歩約8分

        ・東京メトロ有楽町線「東池袋駅」から徒歩約3分

        ・サンシャインシティ行き路線バスあり

    • 営業時間:10:00~20:00

    • 定休日:サンシャインシティの休館日に準ずる

    • Google Map:

       https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3/@35.7289752,139.7169666,17z/data=!4m6!3m5!1s0x60188d6f134fd653:0x51eb1d42c77222c2!8m2!3d35.7289709!4d139.7195415!16zL20vMGRzM3lj

    2.紹介・おすすめする理由

    ポケモンセンターメガトウキョーは、世界中で愛されている「ポケットモンスター」をテーマにした日本最大級のオフィシャルショップである。サンシャインシティという大型複合施設の中にあり、買い物・観光・イベント体験を同時に楽しめる点が大きな魅力だ。

    特に冬休みからクリスマスシーズンにかけて開催される「Shining Holidays」では、冬限定グッズの販売や店内装飾、フォトスポットの演出が施され、通常時とは違った特別感のある空間が広がる。ピカチュウをはじめとした人気ポケモンが冬仕様の装飾で彩られ、訪れるだけで季節イベントに参加しているような気分を味わえる。

    また、サンシャインシティ自体がバリアフリー設計に力を入れている施設であるため、子どもから高齢者、障害のある人、外国人観光客まで、誰でも安心して訪れやすい。単なるキャラクターショップにとどまらず、「多様な人が同じ空間で楽しめる場所」である点が、このスポットを強くおすすめできる理由である。

    3.見つけたい「行きやすい・使いやすい工夫」

    ― 障害者・外国人・子ども連れへの配慮 ―

    ■ 身体障害・車椅子ユーザー向け配慮

    サンシャインシティは段差がほとんどない構造になっており、ポケモンセンターメガトウキョーまでの導線もスムーズである。通路幅が広く、車椅子同士やベビーカーとのすれ違いも比較的容易で、混雑時でも移動しやすい印象を受けた。また、同フロアに複数のバリアフリートイレが設置されている点も安心材料である。店の入口は自動ドアで開口部が広く、店内も回遊しやすいレイアウトになっている。

    ■ 視覚障害者向け配慮

    館内には点字案内板が設置されており、エレベーターのボタンにも点字表記がある。ポケモンセンターの店内では、商品棚の配置が比較的規則的で、通路も直線的に設計されているため、空間把握がしやすい。また、スタッフに声をかけやすい雰囲気があり、丁寧な案内対応が期待できる点も重要な配慮だと感じた。

    ■ 聴覚障害者向け配慮

    店内や館内には視覚的な案内表示が多く、情報を文字やアイコンで確認できる。レジ付近にはモニターやサイン表示があり、口頭説明に頼らなくても状況を理解しやすい。スタッフが筆談に対応できるかどうかは取材で確認したいポイントであり、実現していればさらに利用しやすい空間になると考えられる。

    ■ 外国人観光客向け配慮

    英語や中国語などの多言語表記が多く、外国人観光客の姿も非常に多い。スタッフも外国人対応に慣れている様子。写真撮影を楽しむ来場者も多く、観光地としての役割も果たしている。

    ■ 子ども・ベビーカー利用者向け配慮

    ベビーカーでも移動しやすいスロープやエレベーターが整備されており、家族連れでも安心して訪れることができる。近くには休憩スペースもあり、フォトスポットでポケモンと一緒に写真を撮る子どもたちの姿が多く見られた。

    4.  掲載許可について ・画像

    メール対応などはしていないようなので電話をかけて掲載許可をいただいた。

    以下はフォトスポットの一部

    5.  取材を通して感じたこと

    取材に訪れて強く感じたのは、ポケモンというコンテンツが持つ圧倒的な力である。買い物と観光を目的とする大人が多いと予想していたが、実際には来場者の約4割以上が子ども・学生であり、世代を超えて愛されていることが分かった。この幅広い年齢層の存在が、「誰でも楽しめる空間づくり」を自然と成立させているように感じた。

    エレベーターや広い通路によって、車椅子やベビーカーでも安心して移動できる点、視覚的に分かりやすい展示や装飾によって、外国人や障害のある人でも楽しめる工夫が随所に見られる点は特に印象的であった。ポケモンセンターメガトウキョーは、単なるキャラクターショップではなく、「多様性を受け入れる観光・体験型空間」として高く評価できる場所である。

  •  LAZONA WINTER MIRAGE

     LAZONA WINTER MIRAGE

     ✨家族も、友達も、ひとりでも、冬のラゾーナの楽しみ方

     

    冬の夜、ラゾーナ川崎プラザの広場に優しい光が灯る。

    買い物や通勤中の途中でも、ふと立ち止まってしまう冬の風景が

    今年も訪れている

    会場では、白や青を基調とした光の演出が広がっており、冬らしい落ち着いた雰囲気を感じました。光は強すぎず、空間全体をやさしくてらしているように見え、とても心地よかったです✨

    特別演出時間には、光の動きや色の変化がより強調され、通常時とは違った雰囲気がありました。演出が始まると周囲で足を止める人が増え、自然と注目が集まっている様子が見られました✨

    買い物や食事のの合間に立ち寄りやすく、特別な予定を立てなくても自然にイベントに触れられるのがLAZONA WINTER MIRAGEの魅力です✨

    ラゾーナ川崎プラザは、通路が広く、車いすを利用している方でも周りを気にせず安心して移動できると感じました✨

    館内にはエレベーターやエスカレーターが分かりやすく配置されており、体力に自信がない方や小さな子ども連れの方でも無理なく移動できます✨

    また、ベンチが各所に設けられているため、少し休みたい…座ってイベントの雰囲気を楽しみたいっ!と感じたときに、自然に立ち止まれるのも嬉しいポイントです✨

    特別な準備がなくても、誰もが自分のペースで楽しめるラゾーナの冬イベント✨日常の延長にあるからこそ、多くに人にとって身近な冬の思い出になると思います✨

    開催期間   2025/12/1(月)~2026/1/25(日)

    時間     17:00~22:30

    特別演出時間 17:00~21:00迄(毎時 00分・20分・40分)

    イルミネーション点灯時間内で、特別なイルミネーションが演出されます

    開催場所   ラゾーナ川崎プラザ2Fルーファ広場

    入場料    無料

    住所     〒212-8576神奈川県川崎市幸区堀川町72-1

    HP      イルミネーション「LAZONA WINTER MIRAGE」