― 光が生み出す、誰もが立ち止まれる都市空間 ―
① 冒頭・概要パート
【イベント概要】
イベント名:ヨコハマミライト2025
開催エリア:横浜駅東口〜はまテラス・はまみらいウォーク周辺
時間
点灯時間 16:00~23:00
定休日:期間中なし
公式イベント情報:https://www.welcome.city.yokohama.jp/eventinfo/ev_detail.php?bid=yw7323
ヨコハマミライト2025は、横浜駅東口からはまテラス、はまみらいウォーク、グランモール公園周辺にかけて開催されているイルミネーションイベントです。
② 全体の印象・空間について

横浜の都心部という人通りの多い場所で行われているにもかかわらず、慌ただしさを感じさせない、落ち着いた雰囲気の空間が広がっている点が特徴です。高層ビルや商業施設が立ち並ぶエリアでありながら、光の演出によって街全体がやわらかく包み込まれているような印象を受けました。
③ 取材の視点

今回、実際に現地を訪れて取材を行い、写真撮影や利用者の様子を観察しました。イルミネーションの美しさだけでなく、「人がどのように過ごしているのか」という視点で会場を見て回ったことで、このイベントの持つ特徴や魅力をより具体的に知ることができました。
取材を通してまず感じたのは、ヨコハマミライト2025が単にイルミネーションを鑑賞するためのイベントではないという点です。光の演出と人々の日常的な行動が自然に結びついており、イベントでありながらも、日常の延長線上にあるような空間が広がっていました。特にはまテラスでは、その特徴を実際の利用の様子から感じ取ることができました。
④ はまテラスの様子

はまテラスにはキッチンカーが複数出店しており、ビールやおでんなど、寒い季節に合った飲食物が販売されていました。購入した飲食物をその場で楽しめるよう、テーブルやベンチが多く設置されている点も印象的でした。実際にテーブルやベンチに腰をかけ、イルミネーションを眺めながら飲食や休憩をしている人の姿が多く見られました。
⑤ 親子・滞在型の利用

仕事帰りと思われる人が一息ついていたり、友人同士で会話を楽しんでいたりと、利用の仕方はさまざまでしたが、多くの人がすぐに移動するのではなく、その場で時間を過ごしている様子が見られました。短時間で写真を撮って立ち去る人だけでなく、しばらく座って会話を続ける人や、静かにイルミネーションを眺めている人も多く、はまテラスが自然と人を引き留める空間になっていることが伝わってきました。
また、親子連れの利用者が多かった点も印象的でした。子どもと一緒にイルミネーションを見たり、ベンチに座って休憩したりする様子が見られ、安心して利用できる空間であることが感じられました。通路が広く、段差が少ないため、子どもが歩き回っても危険を感じにくい点も、親子連れが多い理由の一つだと考えられます。
⑥ 体験型オブジェ

はまテラスの中央には、ピアノの鍵盤をモチーフにした体験型のオブジェが設置されており、足で踏むと光る仕掛けになっています。このオブジェでは、子どもたちが楽しそうに遊ぶ姿が多く見られ、大人たちも一緒になって楽しんでいる様子が印象的でした。子どもが遊ぶ姿をきっかけに、自然と会話が生まれる場面も見られ、視覚的な美しさだけでなく、体験を通して人と人をつなぐ役割も果たしていると感じました。
⑦ バリアフリー・安全性

はまみらいウォークやグランモール公園周辺のイルミネーションも、イベント全体の魅力を高める重要な要素です。木々に巻き付けられたライトや足元を照らす照明によって、夜でも明るく、安心して歩ける環境が整えられていました。通路は段差が少なく、幅も十分に確保されているため、人が多い時間帯でもスムーズに移動できる構造になっています。
実際に高齢者やベビーカー、車いすを利用している人の姿も見られ、多様な人の利用を想定した配慮がなされていることが分かりました。夜間でも足元が見やすい照明配置や、進行方向が分かりやすい通路構成は、初めて訪れる人にとっても安心感につながっていると感じました。

さらに、グランモール公園周辺にはエスカレーターやエレベーターが設置されており、足腰に不安のある人や車いす利用者でも無理なく移動できる点が印象に残りました。イルミネーションイベントでは混雑や移動のしにくさが課題となることもありますが、ヨコハマミライト2025では、誰もが同じ空間を共有しやすいよう配慮されていると感じました。また、周辺にはドラッグストアや多くのレストランが立ち並んでおり、イベントを目的に訪れた人だけでなく、日常の買い物や食事のついでに立ち寄る人も多く見られました。特別なイベントと日常生活が自然に結びついている点も、このイベントの大きな特徴です。
⑧ まとめ
今回の取材を通して、ヨコハマミライト2025は「見るためのイベント」ではなく、「過ごすためのイベント」であると感じました。光の演出によって街の魅力を高めるだけでなく、飲食や休憩、移動のしやすさといった要素が丁寧に組み込まれており、誰もが自分のペースで楽しめる空間がつくられています。都市の中にありながらも、居心地のよい時間を提供している点が、ヨコハマミライト2025の大きな魅力であるといえるでしょう。
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